|1|遺伝子一酵素説
表を参考に,文中の空欄 1~6に適する語や記号を答えよ。
生育が可能な最低限の栄養分のみで構成される培地を( 1 )という。アカパンカビの野生株に紫外線
を照射するなどして突然変異を起こすと, 野生株が生育できた ( 1 )では生育できないものが出現す
る。そこで,得られた突然変異体のなかから、 ( 1 )にアミノ酸 W を加えないと生育できない株を複
数分離し,これらの株について, アミノ酸 W の合成経路の中間生成物である物質 X,物質 Y,物質Z
を( 1 )に加えた培地での生育を調べた。 すると, 表のようにA~Dの4つのグループに分かれるこ
とが明らかになった。 この結果から, アミノ酸Wは, アカパンカビの細胞内で物質 ( 2 ) →物質
(3)→物質( 4 ) →アミノ酸 W の経路で合成されることが考えられた。 以上のことは,細胞内には
アミノ酸Wの合成経路の各段階で働く ( 5 ) があり,それをコードしている( 6 )に突然変異が起こ
ったため,そこで合成が停止したことを示している。
株の
(1)に加えた物質
グループ アミノ酸W 物質 X 物質 Y
物質Z
A
+
+
B
+
+
+
C
+
D
+
+
―
+
+ は生育、-は生育できなかったことを示す