35 電車が水平でまっすぐなレールの上を一定の加速度α 〔m/s2] で走り
出した。 このとき電車の床の上で静止していた質量 M 〔kg〕 の物体が,
電車が走り出すと同時に床上をすべり始めた。 物体と床の間の動摩擦係
数をμ,重力加速度をg 〔m/s2] とする。
(1) 車内の人から見て、物体に作用している慣性力の大きさと摩擦力の
大きさはそれぞれいくらか。
(2) 車内の人が見た物体の加速度の大きさβをαg, μ を用いて表せ。
(3) 車内の人が見て、物体が床をl 〔m〕 すべるのに要した時間 t と,
その時の速さ(車内の人が見た速さ)をα,g,μ, lを用いてそれぞ
れ表せ。
(4) 物体がすべり出したことから,静止摩擦係数μ。 はいくらより小さ
いことが分かるか。 α, g を用いて表せ。
(京都府立大)