は,その場でただちに翻訳されるが,(b)真核生物では,転写と翻訳は細胞内の異なっ
た部位で行われる。
114 原核生物と真核生物のタンパク質合成■
DNAの塩基配列は, 転写、 翻訳の
過程を経て、 タンパク質のアミノ酸配列を決定する。 転写は DNA を鋳型としてRNA
を合成する反応で、RNAポリメラーゼが行う。 (a) 原核生物では, 転写された mRNA
(A)
0.71μm
B
(1)図は,下線部(a)のようすを模式的に示した
ものである。 次の①~④の物質や酵素は,
図の(ア)~(エ)のいずれに相当するか。
① 翻訳中のタンパク質 ② mRNA
③ RNAポリメラーゼ
④ リボソーム
DNA
(2)図において, 転写および翻訳が進む方向を,
(オ)~(ク)から1つずつ選べ。
(3) 図の(A)(B)はある遺伝子の転写領域の長さを示す。この遺伝子から合成されるタ
ンパク質の分子量を求め, 有効数字2桁で答えよ。 ただし, (A)(B)間はすべてタ
ンパク質に翻訳される。 また, DNA の10ヌクレオチド対で構成される鎖の長さ
を3.4mm,このタンパク質を構成しているアミノ酸の平均分子量を100とする。
(4) 下線部(b)について、転官と和