第1章
生物の特徴
基本例題 3
ミクロメーターの使用法
基本問題 9
30 40 50
60
70
右図は,対物ミクロメーターを用い
て、接眼ミクロメーター 1目盛りの長
さを測定しているときのようすである。
(1) 図のAとBの目盛りのうち,どち
らが対物ミクロメーターの目盛りか。
(2) 対物ミクロメーターの目盛りは,
1mmを100等分したものである。
1目盛りの長さは何μm か。
A
B
(3) 図のように2つのミクロメーターの目盛りが,平行になるように調節した。 この
倍率における接眼ミクロメーター1目盛りの長さは何μm か。
(4)(3)の観察像が40倍の対物レンズを使用したときのものだとすると, 10倍の対物レ
ンズに切り替えたとき, 接眼ミクロメーター1目盛りの長さは何μm になるか。
(5)(3)の倍率で,接眼ミクロメーター15目盛りに相当する細胞の長さは何μm か。
考え方 (1)目盛りに数字が書いてある方が接眼ミクロメーターである。 (2) 1
mmは1000μmである。 (3) 対物ミクロメーター5目盛りが接眼ミクロメーター20
目盛りと一致しているので, (5×10)÷20=2.5(μm)となる。 (4)倍率が1/4になると,
視野中の長さは4倍となる。 なお, 実際に観察をする際は、ふつう,レンズの倍率
は低いものから先に使用する。 (5) 接眼ミクロメーター1目盛りが2.5μm を表すの
で, 2.5×15=37.5 (μm) となる。
解答 (1)
(2)10μm (3)2.5μm
(4)10μm
(5)37.5μm