第1章
生物の進化の
[リード C]
20 独立と連鎖 同じ遺伝子座の対立遺伝子4組に着目し, それらをAa, Bb.
Ee, Ff と表記するものとする(A, B, E, Fは顕性遺伝子, a, b, e,fは潜性遺伝
子)。 顕性のホモ接合体と潜性のホモ接合体を交配してF, をつくり,さらに,この
F を検定交雑して得られた子について一部の表現型を詳しく調べたところ, 次の分
離比であることがわかった。
[ab]=3:1:1:3
Aa と Bb の組み合わせについては, [AB]
Bb と Ee の組み合わせについては, [BE]
Aa と Ee の組み合わせについては, [AE]
[Ab]: [aB]
[Be] [bE]
[be] =9:1:1:9
[Ae]
[ak]
[ae] = 17:33:17
[AF]
Aa と Ff の組み合わせについては, [AF]
[aF] : [af] =1:1:1:1
(1) ① AaとBb, ② Bb と Ee, ③ Aa と Ee, ④ Aa と Ff の組み合わせについて
それぞれの組換え価を求めよ。
(2) ① Bb と Ff, ② Ee と Ffの組み合わせについて, 組換え価はそれぞれどうなると
予想されるか。
(3) 遺伝子 Aa, Ee, Ffの中で, 遺伝子 Bb と, ① 連鎖しているもの ②独立してい
るものはどれか。 それぞれすべて答えよ。
(4) F, 個体どうしをかけあわせた場合に生まれる子のAa と B6 の組み合わせについ
て表現型の分離比[AB]: [Ab]: [aB] [ab] はどうなるか。
[20 関西学院大 ]