T1-3 不均一
次の文を読み, 以下の問1~3に答えよ。 ただし, 気体定数R = 8.3kPa・L/(K・mol) とし
答の数値はすべて有効数字2桁で記せ。
炭酸カルシウム(CaCO3) は石灰石や大理石の主成分として天然に存在する。
炭酸カルシウムを高温に加熱すると二酸化炭素と酸化カルシウム(CaO) に分解するが,真空
密閉容器中で 890℃以上の高温では, 二酸化炭素の圧力がある値に達すると次式のような平
衡状態となる。このときの温度と二酸化炭素の圧力の関係は表1のようになる。
CaCO3 (固) CaO (固) + CO2(気)
表1 炭酸カルシウムの平衡状態における温度と二酸化炭素の圧力の関係
1100
温度[℃]
900
圧力 〔kPa〕
1.0×102
1.2×10°
BaCO (固)
また,カルシウムと同じ2族に属するバリウムの炭酸塩 (BaCO3) においても真空密閉容器中
で1100℃ では次式の平衡状態となり,このとき、二酸化炭素の圧力は 2.4kPa である。
べて気体と
BaO (固) + CO2(気)
気体は理想気体としてふるまうものと仮定する。 また, 容器内の固体の体積は無視できるも
のとし、 使用する容器は耐圧・耐熱であり, 容器の体積の変化はないものとする。
問1
パーセントで
炭酸カルシウム 0.20mol を 10Lの容器に入れて25℃で真空密閉状態とした後, 容器
を900℃に保った。 このとき, 容器内の圧力は何kPa になるか。
か。
問2 炭酸カルシウム 0.20mol と炭酸バリウム 0.20molを10Lの容器に入れて25℃で真
空密閉状態とした後, 容器を1100℃に保った。 このとき, 容器内の圧力は何kPa になる
問3
炭酸カルシウ
ゴム