還流冷却器
3-2
次の方法で,氷酢酸とエタノールから酢酸エチルの合成を行った。 次頁の問1~7に答えよ
ただし, 原子量はH=1.0, C=12,0=16 とする。
図Aの装置を組み立て, 内容積 500mLのフラスコに氷酢酸120g, 無水エタノー
ノール100g)
濃硫酸 30g を入れ, 沸騰石を加えて沸騰水浴中で30分間加熱した。 加熱を止め室温まで冷や
したのち,ろうとを用いて反応液を蒸留フラスコに移し, あらたに沸騰石を加えた。 図Bのよ
(1)
うに装置を組み立てて蒸留を行い, 受器に得られた 留出液に蒸留水 20mLを加え,よく振り
加え中和した。 その液を分液漏斗に移し,静かに放置すると2二層に分離した。 水層を捨て、
まぜながら青色リトマス紙が赤変しなくなるまで, 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を少しずつ
酢酸エチルを含む層に,氷水で冷やした 50% 塩化カルシウム水溶液20mL を加えてよく振
りまぜたのち、静かに放置すると二層に分離した。 酢酸エチルを含む層を三角フラスコにとり
粒状塩化カルシウムで水分を除いたのち, 再び蒸留を行って沸点 78℃の純粋な酢酸エチル
132gを得た。リトマス紙「赤=酸性
気体を液体に
戻すため
青青=塩基性
図 A
HID
温度計
・気体(沸点を
はかる)
枝付きフラスコ
リービッヒ冷却器
・沸騰石
水浴
ガスバーナー
図 B
水
スタンド
脱脂綿
一角フラスコ
汗に
たしたもの
み入る.
問
問
問