154. DNA の複製に関する次の実験について,以下の問いに答えよ。
適切な培地を入れたシャーレで, 24時間に1回分裂しているヒト由来の培養細胞がある。こ
のシャーレに,蛍光を発するヌクレオチドを添加して実験を行った。
※蛍光顕微鏡を用いて観察すると,このヌクレオチドが取りこまれた部分が,蛍光を発するのが
観察できる。
【実験】 蛍光を発するヌクレオチドを培地に加え, 1時間細胞に取りこませた後,蛍光顕微鏡
を用いて観察したところ, 蛍光を検出できる核をもつ細胞が見られた。
【実験 2】 蛍光を発するヌクレオチドを培地に加え, 3時間細胞に取りこませた。その後,培地
を洗い流し,蛍光を発するヌクレオチドを含まない
培地を新たに加えてさらに10時間培養を続けた。そ
の結果, 蛍光顕微鏡を用いて観察すると, 蛍光を検
出できる分裂期中期の染色体が見られた。
(1) 右図は分裂している細胞における, 細胞当たりの
DNA量の変化を示したものである。下線部の細胞が,
蛍光を発するヌクレオチドを取りこんだのは,グラ
フの①~④のどの時期か
ヒガイは199
[3]
1
細胞当たりのDNA量 (相対値)
3
①
②
0
00
13
④
6
9 12 15 18 21 24 27 30
(時間)
経過時間
巻末問題
(2) 実験2の蛍光を検出できる染色体では,図Aで示す分裂期中期の染色体のどの部分が蛍光を
発しているか。 次の中から最も適当なものを1つ選べ。
A
①
②
③
④
⑤
蛍光を発している部分
蛍光を発していない部分
[