○ 検定交雑、 三点交雑、 染色体地図
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ある生物の4対の対立形質を現す遺伝子には,A, a, B, b, C, c, D,dの8つがあり,A,B,C,
Dが優性遺伝子, a, b, c, dが劣性遺伝子で,Aとa, Bとb, Cとc, Dとdがそれぞれ対立遺伝子の関
係にある。 いま, 「ある遺伝子型が不明ですべて優性形質を示す個体」 と 「すべて劣性形質を示す個
体」を交雑させた。 その結果を2対ずつの形質に着目すると, 次世代の表現型は次のようになった。
なお, 表現型はすべて[]で表す。
①A(a)とB(b)について, [AB]:[Ab]:[aB]:[ab]=1:1:1:1であった。
②A(a)とC(c)について,[AC]:[Ac]:[aC]:[ac]=3:1:1:3であった。
③ A(a)とD(d)について, [AD] [Ad]:[aD]:[ad]=1:4:4:1であった。
C(c)とD(d)について, [CD][Cd][cD]: [cd]=1:19:19:1であった。
問1. 交雑に用いた優性個体についてA(a),B(b)に関する遺伝子型を答えよ。 また, 劣性のホモ接合
体をかけ合わせる交雑を何というか。
問2. ①~④の結果から, それぞれの遺伝子間の組換え価を求めよ。
問3. ①~④の結果から、 同じ染色体に存在すると考えられる遺伝子の組み合わせを答えよ。 また,
それらの遺伝子と独立の関係にある遺伝子を答えよ。
問4. 問2で求めた組換え価をもとに, 連鎖している遺伝子の染色体地図を作成せよ。 なお, 染色体地
図は,アルファベットの若い文字を左端に置いて作成することとする。
(1) AaBb
検定交雑
A-C
A-D
(2) ①50%%
2
②
25% ③ 20%
(4)
④
x106
240
=5%
(3) 同じ染色体=A.C.d
と
ac D
独
B - b