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次の文を読み, 問1~4に答えよ。
1個の陽子と
12C の原子核は, [
一方で,
一個の中性子からなっている。
1個の中性子を含む14Cは放射性同位体であり、地球に降り注
ぐ放射線(宇宙線)が大気中の14Nと反応して生成する。 通常、動物や植物など
の生物は体内に大気中と同じ割合の14Cをもつが, 生命活動が停止すると外界
から14Cを取り込めなくなるので,当初の物質量に関係なく 14Cの物質量は一
定の割合で減少していく。 放射性同位体が放射性崩壊によって,元の半分の物
質量になるのに要する時間を半減期といい, 有機物試料中の14Cの割合を調べ
ることで試料の年代を調べることができる。
(1)ac に該当する数字をそれぞれ答えよ。
(2) 右図は,ある放射性同位体の崩壊を表し
たグラフである。縦軸は崩壊せずに残存し
ている原子の割合, 横軸は時間 [日] である。
この放射性同位体の半減期として最も適す
るものを ae から選べ。
[%]
100-
原残 80
原残80-
残存している
60-
40-
a.1日
b. 2日
c. 3日
20-
d. 4 B
e.
5日
0+
0
(3) ある地層から発見された樹木中の14Cの
割合は,大気中の14C の割合の1/3になってい
72
4
6
810 〔日〕
時間
た。 この樹木は
年前まで生育していたと考えられる。 に該
当する数字を答えよ。 ただし, 14Cの半減期を5730年とし, 大気中の14Cの
割合は一定とする。