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BE 問 題
BREC
1 次の文中の傍線部を太字の助動詞に注意して口語訳せよ。
1 次の文中の助動詞の意味と活用形を答えよ。
1時知らぬ山は富士の嶺いつとてか鹿の子まだらに雪の降る
(古今集・仮名序)
一体、今をいつだと思って、鹿の子まだらに雪
目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、
目に見えないをしみじみと感動させ、
時節
む
(伊勢物語・九)
この家に生まれし女子の、もろともに帰らねば、いか
この車で生まれた女の子が、一緒に家に帰らないので、どんなに
が悲しき。
②都の中に多き人、死なざる日はあるべからず。(徒然草・一三七)
の中にいる多くの人たちが、誰一人)死なない日はあるはずがない。
のち
② 逢ひ見ての後の心にくらぶれば昔は物を思はざりけり
あなたと逢った後のこの切ない心に比べれば
が降り積もっているのであろうか。
(拾遺集・巻一二)
(土佐日記)
悲しいことか
知らぬ人の中にうち臥して、つゆまどろまれず。
少しも
知らない人の中に横になって、
(更級日記)
右の馬の頭なりける人を、常にゐておはしましけり。
馬の頭であった人を、いつも連れていらっしゃった。 (伊勢物語八二)
おごれる心もたけきことも、皆とりどりにこそありしかど
ごり高ぶって心も勢いが盛んなことも、皆それぞれであったけれども、
(平家物語)
いぼしみづ
⑥ 年寄るまで、石清水を拝まざりければ、
まで、石清水八幡宮に参拝しなかったので、
777さやうの人の祭見しさま、 いとめづらかなりき。
そのような井田舎の人が
見た様子は、ひどく珍妙であった。
(徒然草五二)
2 次の文中の傍線部の「けれ」を、例にならって文法的に説明せよ。
例詠嘆の助動詞「けり」の已然形
(徒然草一三七)
風波やまねばなほ同じ所にとまれり。
風がやまないので、やはり同じ所にとまっている。
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(土佐日記)
養ふ。
すみま
大根をよろづにいみじき薬とて、朝ごとに二つづつ焼き
として、二切れずつ焼いて
食ひけること、年久しくなりぬ。
食べたことが、になった。
徒然草六八)
たまくら
①うつくしきこと限りなし。 いとをさなければ、籠に入れて
かわいらしいことはこの上ない。
② 山桜霞の間よりほのかにも見てし人こそ恋しかりけれ
山桜が霞のすきまから見えるように、ほのかに見たあなたが
③ 春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しげ
(古今集巻一)
短い春の夜の夢ほどのたわむれに(あなたの腕を)手枕に借りたらつまらなく
(竹取物語)
助けり
(千載集・雑上)
も立つであろう恋の噂が
④「旅の心をよ。」と言ひければ、よめる。
(伊勢物