)和歌の上達を願う兼房の真撃な姿勢を読み取ろう
8文法)動詞の(四段·ナ変·ラ変·カ変·サ変)を学ぼう
内
基礎力をのばそう
ステップ1
【各1点】
編者未詳
内容を確認しよう
(注1)あはた きのかみかn
粟田載岐守兼房といふ人ありけり。年ごろ、和歌を好みけれど、よろしき歌もよみ出ださ
『十高急』
●本文中の語句を補おう
文章展開図
【栗田讃岐守兼房】
よろしき歌もよみ出ださざりければ
(出m)
なくて、梅の花ばかり雪のごとく散りて、いみじく芳しかりける。心にめでたしと思ふほど
(出n)
(出)る
心の中でいつも
新念する
当
ざりければ、心につねに人麻呂を念じけるに、ある夜の夢に、西坂本とおぼゆる所に、木は
の(出~)
(出o)
の(型マ)
年高き人あり
に、かたはらに年高き人あり。直衣に薄色の指貫、紅の下の袴を着て、なえたる鳥子をし
|によて、形
夢「…その
を見え奉る」
5 て、鳥帽子の尻いと高くて、常の人にも似ざりけり。左の手に紙をもて、右の手に筆を染め
絵師に書かせる
おれば
て、ものを案ずる気色なり。あやしくて「たれ人にか。」と思ふほどに、この人いふやう、「年
Jn
コを心に懸け給へる、その志深きによて、形を見え奉る。」とばかりいひて、か
きけつやうに失せぬ。
さきよりもよろしき歌よまれけり
夢覚めてのち、朝に絵師をよびて、このありさまを語りて、書かせけれど、似ざりければ、
O-
たびたび書かせて似たりけるを宝にして、つねに礼しければ、その験にやありけむ、さきよ
りもよろしき歌よまれけり。
N <艦四-
約 v るいん。
3西坂本 現在の京都市左京区一乗寺、修学院付近。そこに「柿の本」という地名
ー柿本人麻呂。「万葉集」の代表的歌人。
()1 東田讃岐守兼房|藤原兼履房。平安時代後期の歌人。
後世「歌聖」と敬われた
があり、人麻呂に縁があるとされた。 4 直衣|貴族の平常服。 5 指賀 緒の回りに通した紐を縛っ
に持。
6 えたる
樹をつけない柔らかな。
鳥帽子||元服した男性がかぶる帽子。
ト
知識の問題
国句チェック)
間 - 二重傍線部· ●の意味として最も適切なものを、次から選べ。
問六(内容) 空欄にあてはまる語を、本文から抜き出して書け。
【7)
【の
問七●読解)傍線部@「その験」とは、何のご利益か。最も適切なものを
E 冊型
まあまあよい
次から選べ
E 人麻呂らしき人物を夢に見たご利益。
E 人麻呂と瓜二つの絵を描いたご利益。
D 人麻呂の教えを忠実に守ったご利益。
人麻呂の絵像を熱心に拝んだご利益。
人麻呂にお礼の品を奉納したご利益。
日 SS
あまりよくない
【0)
E 不思議だ
D なつかしい
円 喜ばしい
E すばらしい
間二 二重傍線部O-○の読みを現代かなづかいで書け
【各3点]
の
Q文法チェック
問三 二重傍線部A~Cの活用の行·種類と活用形を書け。
文法を習得しよう(動詞り)
四段活用●
《見分け方》
O下に「ず」をつけると、活
用語尾がア段音になる。
(ラ変·ナ変の語は除く)
《注意すべき語》
【m回
問1 次の活用表を完成させよ。
【一語各1点】
未然 用 三 性 回 命令形
B
地田
問四(文脈)傍線部の「ある夜の夢」の内容は、どこからどこまでか。その
来
飽く,借る。足る
※現代語では上一段。
初めと終わりの三字ずつを書け
住め
の
間2 次の伊線部について、山·四は活用の行,種
類と活用形を書け。印は読みを書け。【各1点】
B運にはその毒の故に死ぬれども
Sいかがはせなと感ひけり
春まで命あらば必ず来む。
ナ変·ラ変·カ変サ変●
間五 (内容)傍線部の「年高き人」に対して、兼房はどのような印象をもっ
(属する語)
たか。それがわかる部分を、本文から十字で抜き出して書け。【6点]
ナ変:死ぬ·往(去)
ラ変…あり·をり.侍り
(国)
いますがり
カ変:来
サ変…すおはす(※)
(営業)
(更抜)
いますいうもまい
5 ステップl 説話
ステップ1 4
行行