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以上の実験甲と乙の結果について, 仮説Ⅰと仮説Ⅱをもとにして,上記の 「目的」に沿って考察
したい。 次の問 (1)~(5) に答えよ。
(1) 実験甲に関する以下の文章中の①から⑩ に入る適切な語句を答えよ。 ただし, ① ~⑨について
は語句群 a から, ⑩~1については語句群bから選び, 記号 (ア)~(ト)で答えよ。 同じ語句は複数回
選んでもよい。 ただし, 語句群b中にあるnは正の整数とする。
仮説ⅡIに基づけば、同温, 同圧で, ある体積Vには N個の“最小粒子” があるとすることが
できる。AからDの体積Vの重さxは,x = ( ① )の重さ×Nとなり,同体積の水素ガスの重さ
yy=(②)の重さ×Nとなる。 AからDについて, xをyで割ることで求められるかは,
(③)の重さを1としたときのAからDの ( 4 )の相対的な重さとなる。
gは,AからDの(⑤)に含まれる(⑥)の重さの割合 (0≦g ≦1)であることからとgの
積は,(⑦)の重さを1としたときの, AからDの(⑧)に含まれる(⑨)の相対的な重さ
を示す。ただし,このことから,(⑧ )に含まれる(⑨)の“基本粒子” の数がただちに
分かるわけではない。
そこで,AからDについて ♪とqの積の値に注目すると, 0.50 が最小値であり,また,それ
ぞれの値の関係は不連続であり,その差の特徴は,最小値の倍数である。 これらのことと,“基本
粒子”が分割不可能であることから, 0.50 を(⑨ )の“基本粒子” ( ⑩ ) 個の相対的な重さ
と考えることができる。 従って, A, B, C, D の ( ⑧ )に含まれる( ⑨)の“基本粒子” の
数は,Aでは ① )個, B では ( 12 ) 個, Cでは(13)個, D では ( 14 ) 個となる。
[語句群 a]
(ア) 塩素,
(イ) 酸素,
(ウ) 水素,
(エ) 窒素,
(オ) 水素ガスの“最小粒子”一個, (カ) 水素の“基本粒子” 一個,
(キ) 酸素ガスの “最小粒子”一個,
(ク) 酸素の“基本粒子”一個,
(ケ)物質の“最小粒子”一個, (コ) 物質を構成する “基本粒子”一個
[語句群 b]
(#) n,
(V) 1.5n, (7) 2n, (t) 2.5n, () 3n, (7) 1,
(f) 1.5, () 2, (7) 2.5, (h) 3
(2)(1)で記した実験甲に対する考察の結果, 仮説 Iについて矛盾が生じ, 若干の修正がなされ
る。その矛盾について, その矛盾が生じるのは仮説Ⅰの(i)から(vi) のどの項目か。 またその
矛盾の内容について 150文字以内で記せ。
(3)水素と他の元素から成る,ある物質Xについて, 実験甲と同様の実験を行ったとする。仮に
その結果が,pxg=0.25であったとしたとき,表1のA~Dに対する結果を併せるとAの
“最小粒子”一個に含まれる水素の “基本粒子” の数はどのようなものになると考えられるか。
(4) 実験乙におけるrは何の量を表すか。 30文字以内で書け。
(5)実験の結果からC, E,F の “最小粒子” 一個に含まれる酸素の “基本粒子” の数はどの
ようなものになるか。
(お茶の水女子大学)