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の
の
2
3
その事果てなば、とく帰るべし。
【練習ドリル】の解答
]の中の語を正しく活用させて入れよ。
下にある接続助詞が何形に接続するものか考えて入れる。
次の一
0二人|行く|ど行き過ぎがたし。
→O「ど」の上は己然形。「行く」はカ行四段活用動詞。
二人で行くけれど通り過ぎるのが難しい
@いたく思ひ|わぶ|てなむ侍る。
→@「て」の上は連用形。「わぶ」はバ行上二段活用動詞。
たいへん思い悩んでおります
→「ば」の上は未然形か、巳然形になるが、過去の助動詞「けり」の未然形
がつく「けらば」の形は存在しない。
切り株のありけり|ば、「切杭の僧正」とぞ言ひける。
切り株があったので、「切杭の僧正」と(世間の人々は)言った。
我が身一つ一なり|ば、安らかならまし。
文末にある助動詞「まし」に注目すると、ここの「ば」は「未然形+ば
自分の身体一つであったならば、心安らかだっただろうに。
~まし」という反実仮想の構文を作っている。「なり」は断定の助動詞。
けれ
い
なら
次の例文の空欄に「て」「で」のいずれかを入れよ。
「て」「で」は接続と、前後の意味のつながりに注意する。「出で」は下二
段動詞なので、未然形と連用形の形が同じ。よって前後の関係で入れるもの
を決める。
O「月が出」ないので「闇になる」と考えられる。打消接続の「で」を入れ
る。上の「出で」は未然形。
N
月も出で一
|闇に暮れたる嫉捨に何とて今宵訪ね来つらむ
月も出ないで闇に暮れている嫉捨にどうして今晩訪ねて来たのだろう
朝霧の乱るる心、言に出で一
言はばゆゆし。
朝霧のように乱れる心を、言葉に出して言ってしまうならば大変なことだ。
→@「言葉に出し」て「言う」という関係になる。単純接続の「て」が入る。
上の「出で」は連用形。