18/オゾンの定量■空気中に含まれるオゾン 03 を定量するために、次の実験を行った。
実験 1 標準状態の空気 500L を ヨウ化カリウム KI 水溶液に通し、 すべてのオゾン
を還元させ, そのオゾンと等しい物質量のヨウ素 I2を生じさせた。
①.
実験 2
この水溶液にデンプン水溶液を5滴加え, 2.0×10-3mol/Lのチオ硫酸ナト
リウム Na2S2O3 水溶液を滴下した。 水溶液が無色になるまでに20mLを要した。
(1) 下線部①の変化を化学反応式で記せ。 ただし, 下線部 ① におけるオゾンは、
O3+H2O+2e
O2+2OH-のように反応する。
(2) 下線部②の変化を化学反応式で記せ。 ただし, 下線部②において, チオ硫酸イオン
は, 2S2O3²→S4O²+2e のように反応する。
(3) 下線部②, デンプン水溶液を加える理由を15字程度で記せ。
(4) 空気 500Lに含まれるオゾンの物質量[mol] を, 有効数字2桁で求めよ。