(2)
☆
A 180. 酢酸エチルの合成 3分 次の操作 1~4からなる実験について,後の問い(ab)に替え
操作
操作2
操作3
操作 4
a
乾いた試験管Aに酢酸とエタノールを2mLずつ入れ
て振り混ぜ、さらに濃硫酸を0.5mL加えた。この試
験管Aに沸騰石を入れて、十分に長いガラス管を取り
つけ、図に示すように80℃の水の入ったビーカーの
中で5分間加熱した。 CH3C00H+CH6CCOOCHs+H2O.
この試験管Aの内容物を冷却したのち、炭酸水素ナ
トリウムの飽和水溶液を少量ずつ加えて中和した。
試験管Aの内容物が水層と生成物の層の2層に分離
したので,生成物の層を乾いた試験管Bに移した。
試験管B内の生成物の一部を別の試験管Cに移し,
十分な量の水酸化ナトリウム水溶液を加えて,熱水中
で振り混ぜながら加熱して反応させた。
酢酸
1
エタノール
濃硫酸
水一
ガラス
ゴム栓
操作1~3に関する記述として誤りを含むものを,次の①~⑤のうちから一つ選べ。
① 操作1で試験管Aに沸騰石を入れるのは,突沸(突発的な沸騰)を防ぐためである。
2+
②操作1で試験管Aに長いガラス管を取りつけるのは、蒸発した内容物を冷却して、液体
酸酢エチル水水より軽い・入
すためである。
③操作2では、二酸化炭素が発生した。 後の試験管にはHCO3より強い酸であるHeSO+CHSCOSH
④操作2の中和の結果,試験管Aの内容物が分離したとき,生成物の層は下層であった。
⑤ 操作3で試験管Bに移した生成物には、 果実のような芳香があった。
1
b操作4の反応に関する記述として誤りを含むものを、次の①~⑤のうちから一つ選べ。
キラ
① 試験管Cの内容物に水酸化ナトリウム水溶液を加えた直後は2層に分離していたが,
173. 分に進行すると分離しなくなり、均一な溶液になった。
②反応後の溶液からは,酢酸の刺激臭がした。
③ この反応では,エタノールが生成した。
④ この反応は.けん化とよばれる。
⑤ 水酸化ナトリウム水溶液の代わりに希硫酸を用いた場合、 加えた直後は試験管の内
に分離しているが, 反応が十分に進行すると分離しなくなり、均一な溶液になる。