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145. 弱塩基の電離定数・
Kb
解答 (1)
(2) 6.0×10-3mol/L (3) 11.78
C
解説 (1) アンモニア水の濃度をc [mol/L], 電離度をαとすると,
水溶液中の各成分の濃度は次のようになる。
NH3 + H2O NH + OH -
C
0
0
+ca
+ca
はじめ
変化量
-ca
平衡時 c (1-α)
ca
Ca [mol/L]
溶媒の水の濃度[H2O] は一定とみなすので, アンモニアの電離定数Kb
は次のように表される。
CO2
Kb=
[NH4] [OH-]_caxca
[NH3]
c(1-α) 1-a
ここで,電離度αは1に比べて非常に小さいので, 1-α=1 とみなすと,
Kb = co2 となり, α=√K/C と表される。 中
(2) (1) の結果を用いると, アンモニア水中の水酸化物イオン濃度は,
次のようになる。
Kb
C
[OH-]=cacy
これに,c=2.0mol/L, K = 1.8×10mol/L を代入すると,
[OH-]=√cK=√2.0mol/L×1.8×10 - mol/L=√36×10-06 (mol/L) 2
= √ckb
=6.0×10-3mol/L
(3) 水のイオン積 Kw から [H+] は次のようになる。
[H+]=-
-
Kw
[OH-]
したがって、水溶液のpHは次のように求められる。
1.0×10-1
-log10
6.0
Cheek
[mol/L]
[mol/L]
pH=-logio [H+]=-log10
1.0×10-14 (mol/L) 2 1.0×10-11
6.0×10-3 mol/L
6.0
=1+log102.000g103.0=11.78
.....
-mol/L
1.0×10-11
2.0×3.0