のころ、いささか心得ぬことのありければ、行きて言ひたださばやと思ふ折から、
いと重く患ふと聞けど、常にか弱き人にもはべらねば、ほどなくおこたらん折に
よはひ
こそと思ひて、うち過ぎぬるほど、にはかに弱くなりて、つひに身まかりぬ。齢は
いそち
今年五十とか聞きし。 【1個よろがたどたどしからず、 *呂律のことなどいとよう心得
たる人にて、かばかり
*かばかりなるも、たづねんにはいとにかたかるべし。惜しみつつ*せ
んすべなくて月日を経るに、こよひ雪いと深う降りて寒ければ、とくしぬ。】 暁
あかつき
がたの夢にこの人訪ひ来と見て、「身まかりぬと聞きしはそらごとなりけり。 重く患
ふに、いかでかいませし」と言へば、「対面せでは、心のむすぼほれ解くべきや
うも侍らず。心一つをしるべにて」と言ふ。いと苦しげなり。 かの心得ず思ひしこ
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と言ひ解くとぞ思ひし。
設問
文中の
の部分には、形容詞が七つ用いられている。そのままの形で抜
き出し、さらに活用の種類と活用形名を記せ。 ただし、ウ音便のものは「○○
形ウ音便」と記せ。
問2
身大の中世
SRI~'
三
※下
(単品)
作者の
行したもの
*糸竹の
の交際
楽器、
器を指
鈴木音
った。
*言ひ
その
され
*呂律
と。
ての
*かば
* せんす
*心のむす
単語チェック
年ごろ名
心得