26.飽和蒸気圧 3 水蒸気を含む空気を温度一定のまま圧縮すると,全圧の増加に比例して水蒸気
の分圧は上昇する。 水蒸気の分圧が水の飽和蒸気圧に達すると, 水蒸気の一部が液体の水に凝縮し,そ
れ以上圧縮しても水蒸気の分圧は水の飽和蒸気圧と等しいままである。
い
分圧 3.0 × 103 Paの水蒸気を含む全圧 1.0×10Pa, 温度 300 K, 体積 24.9L の空気を, 気体を圧縮す
る装置を用いて, 温度一定のまま体積 8.3Lにまで圧縮した。 この過程で水蒸気の分圧が300K におけ
る水の飽和蒸気圧である3.6×10 Pa に達すると, 水蒸気の一部が液体の水に凝縮し始めた。 図は圧縮
前と圧縮後の様子を模式的に示したものである。 圧縮後に生じた液体の水の物質量は何molか。最も
適当な数値を,後の①~⑥のうちから一つ選べ。 ただし、気体定数はR=8.3×10°Pa・L/(mol・K) とし,
全圧の変化による水の飽和蒸気圧の変化は無視できるものとする。
圧縮前のHzOamol
圧縮
全圧 1.0×105 Pa
圧縮後のHom
体積 24.9L
液体の水
体積 8.3L
圧縮前
圧縮後
図 1
① 0.012
② 0.018
③ 0.030
④ 0.12
⑤ 0.18
⑥ 0.30
[2023 本試〕
第2章 物質の三態と状態変化・気体 | 23