と
格助詞
さで
さし出
動詞
たる
助動詞
ダ行下二段活用動詞 「さし出づ」の連用形。
「さし」は接頭語で、動詞に付いて意味を強めたり語調を整えたりする。
「さし出づ」 はここでは「でしゃばる」という意味で使われる。
完了の助動詞 「たり」 の連体形。
助動詞の 「たり」は完了・ 存続の 「たり」 と断定の「たり」の二つが存在する
が、前者は連用形接続、 後者は体言に接続する。
意味から考えても両者は明確に区別できるはず。 (完了・ 存続の 「たり」はも
ともと「あり」から生じているため、 接続助詞の 「て」 と同様に連用形接続
である。 同様に、断定の「たり」は「とあり」から生じている。)
きまりが悪いもの。 ほかの人を呼ぶが、 (呼ばれたのは) 自分だと出しゃばったもの。