実習 地球の大きさを求める
同一経線上にある2地点の緯度の差と距離がわかれば、エラトステネスの方法と同様の方法で地球の大き
さ(全周)を求めることができる。
学校のグラウンドで,次の方法で測定を行ったところ、下記のような結果が得られた。計測データをもと
に地球の大きさ(全周) を求めよ。
準備物
ウェブ地図「地理院地図」, 方位磁石, メジャー (50m以上)
方法 ① ウェブ地図を見て,学校のグラウンド内で同一経線上にあり, まっすぐ見通せそうな2点 (A,
B) を選定する。
緯線
) A, B の緯度経度を, ウェブ地図の機能を使って表示させる。
③A,B間の距離をメジャーを使って測定する。
[結果]
|線
&B
B・・・・ 校地フェンスの曲り角
LA
ロ
A・・・ 体育倉庫の西端
高等学校
C
日日日日日日
国土地理院「地理院地図」より作成
13
=
A地点
B地点
2地点間の距離
(2地点間の緯度の差)
=
= (B地点の緯度) (A地点の緯度)
=135°37′20.21"]-[35°37′'16.73"]
]"
3.48
(2地点間の距離)
L
=
Link
webサイト
緯度 北緯)
35°37′16.73"
35°37′20.21"
[6] 40600 〕km
109 m
(2地点間の緯度の差)
360°
[④ (09](km) × 1296000(")
3.48 〕(")
1°= 60′1′=60" より 1°= 3600"
よって360°= 360 x 3600 = 1296000"
考察実際の地球の全周を40000km とすると,求められた値は,誤差約⑦11.5 1% (+か-の符号
をつける)ということになる。 誤差の原因としては, 緯度表示の誤差や[距離測宅]の誤差が考