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次の例文の傍線部を、解答例にならって、文法的に説明せよ。
①「いづれの手かとく負けぬべき」と案じて、
「どの方法が早く負けそうか」と考えて、
② わが待たぬ年は来ぬれど冬草のかれにし人はおとづれもせず
私が待っていない年は来たけれども、冬草が枯れるようによそよそしくなった人は便
りをくれもしない。
③「早う立ちね、立ちね」とのたまへば、男這ふ這ふ立ちて去りぬ。
「早く立ち去れ、立ち去れ」とおっしゃるので、男はやっとのことで立ち去った。
④ 八重葎しげれる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり
八重葎が茂っている私の家がさびしいので、訪ねて来る人も見えないが、秋だけは
やってきたことだなあ。
完了(強意)の助動詞「ぬ」の終止形
打消の助動詞「ず」の連体形
完了の助動詞「ぬ」の命令形
④ 打消の助動詞「ず」の已然形