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問題は本冊的ページ
基礎演習ドリル
1部分否定の訳し方が大事!
日「不常…」の語順は「常には…ず」であるから、部分否定の形であ
る。「いつも油が買えるわけではなかった」のように訳してもよい。
2 「常不…」の語順のほうは「常に…ず」であるから、こちらは全部
否定。「いつも油が買えなかった」でもよい。
3「不可」のほうが「復」の上にあるので、部分否定。一度は兎をつ
かまえたことが前提にある。「復 不,可,得」の語順であれば、読み」
方は「復た得べからず」で同じであるが、全部否定になり、「今度一
もまたつかまえることができなかった」と訳すことになる。
ここも 「不復…」の語順であるから、形の上では部分否定で、訳」
し方も「二度と再び…ない」があてはまるが、「一度は帰ってきた
が二度と再び…」という意味ではなく、「二度と帰らない」決意の一
強調になっている。
「不重…」で「重ねては…ず」であるから、部分否定。「不復:…」
と同じように「二度と再び…ない」と訳す。「重不…」の語順なら
全部否定だが、ほとんど例がない。
6「不甚…」で「甚だしくは…ず」であるから、部分否定。「それほ
ど…ではない」のように訳す。
部分否定と全部否定」
解答
1次の各文をロ語訳せよ。
1家貧不』常得"油。(得=手に入れる)
家が貧しくて、いつも油を手に入れられるとは限らなかった。
や部に へに
S家 食常 不」得油。
家が貧しくて、いつも油を手に入れられなかった
家貧しくして常に油を得ず。
3兎不,可』復 得。(得= つかまえる)
兎は二度と再びつかまえることができなかった
元復た得べからず。
タビ リト
- 去今不,復 還
一度去ったら、二度と再び帰らない。
一たび去りて復た還らず
*トくか
回盛 年 不三重来。(盛年 = 若く盛んなとき)
若く盛んなときは二度と再び訪れない
6流 不三甚 急。(流=川の流れ)
川の流れはそれほど急ではない。
流れ甚だしくは急ならず。
2次の各文の傍線部を書き下し文にして、口語訳せよ。
2「不」プラス「副詞」は部分否定!
「不能」は「あたはず」。連体形あるいは、連体形 + 「こと」から
返る。「得」(ア行下二段)の連体形は「得る」。この「不能」が
「常」の上にあるので、「常には…能はず」で部分否定である。「い
つも…できるとは限らない」のようになる。 会んで局の
「不復…」の語順であるから、部分否定である。「鼓す」はサ変動」
詞なので未然形にして「鼓せず」。その下の「琴」の送りがなは
「を」である。「復不…」であれば全部否定だが、この場合は上に
「終身があるので、意味上通じない。
3「不必…」の語順であるから、「必ずしも…ず」と読む部分否定。
「有」はラ変動詞「あり」。名詞から返る場合は「仁有り」のように
送りがなは不要。
a「不可」が「尽(ことごとく)」の上にあるので、部分否定。「尽く
は…べからず」で、「すべてを…することはできない」のようにな
に
で
日暗,酒、家貧
不」能」常得
(酒を晴めども、家貧しくして)常には得る能はず。
しこゅ
四(酒を好んだが家が貧しくて)いつも手に入れることができるとは限らなかった
2終 身 不三復鼓,琴。(鼓 =鼓ス。サ変動詞。ひく)
(終身)復た琴を鼓せず
(生涯)二度と再び琴をひかなかった
3勇者 不三必有。仁。
しい
(勇者は)必ずしも仁有らず。
g(勇者が)必ず仁の心があるとは限らない。
前
尽くは信ずべからず。
( 時キA=時) 列「「
Bすべてを信じることはできない。
4部分否定と全部否定
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