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【10】 中和滴定に関する次の文章を読み、 下の問いに答えよ。
<実験 1 >
シュウ酸の結晶 (H2C2O4・2H2O = 126) 0.630gを正確に量はかりとってピーカーに入れ、適量の
蒸留水に溶かした後、容量 100mL の器具①に移した。 さらに蒸留水を加えて,液面が標線と一致
するようにした。 これを酸の標準溶液とした。
<実験ⅡI >
実験1で調製したシュウ酸標準溶液を10.0mL の器具②で正確に量りとって100mLの器具③に入
れ、さらに指示薬として, 1~2滴のフェノールフタレイン溶液を加えた。 一方, 約 0.1 mol/Lの
水酸化ナトリウム水溶液を容量 50.0mL の器具④に入れ,これを滴下して器具 ③に入れた溶液を中
和滴定したところ、下表のような結果が得られた。
ビュレットの読み
実験回数
1
2
3
平均
滴定前
の読み
3.20
15.68
28.20
中和後
中和に要し
の読み
た量[mL]
15.68 12.48
12.52
12.50
28.20
40.70
12.50
a
b
C
(図)使用した器具
d
<実験III >
実験ⅡI の水酸化ナトリウム水溶液を用いて, ある濃度の酢酸水溶液 10.0mLを滴定したところ,
9.00mL を要した。
イやや塩基性側で変色する。
ア やや酸性側で変色する。
ウちょうど中性になったとき変色する。
(3) 水酸化ナトリウム水溶液の正確なモル濃度を有効数字3桁で答えよ。
(4) 酢酸水溶液のモル濃度を有効数字3桁で答えよ。
(5) 酢酸水溶液の質量パーセント濃度は何%か。 有効数字3桁で答えよ。 ただし酢酸水溶液の
密度は1.00g/cm 3, 分子量 60.0 とする。
(6) 水酸化ナトリウムの結晶は、正確に質量をはかりとっても、正確な濃度の水溶液を調製す
ることができない。 そのため、 この実験のようにシュウ酸標準溶液との中和滴定で濃度を決
定する必要がある。 水酸化ナトリウムの正確な質量をはかりとることができない理由を説明
せよ。
【
を
(1) 文中の器具 ①~④に該当するものを図のa~d より選び, その記号と名称を例にならって記
せ。(例: 記号, 器具名称)
(2) 指示薬に, フェノールフタレインを用いる理由として, 最も適するものを一つ選べ。
酸性側でも塩基性側でも変色する。。
こ
0.
レ