問2 酸化還元滴定
15 ①
レモン果汁には、アスコルビン酸(ビタミンC) C6HBO が含ま
れており,これにヨウ素12の溶液を滴下していくと, CeHBO と
I2が,式(1),(2)に従って変化する。 このとき, C6HBO が還元剤,
I2 が酸化剤としてはたらいている。
C6H8O6 C6H6O6 +2H+ +2e
I2 + 2e → 2I
酸化剤
酸化剤
(1)
eを
(2)
が減少
還元剤
eを
この滴定では,指示薬としてデンプン水溶液を加え, ヨウ素デ
ンプン反応による呈色を利用することで,次のようにして終点を
決定する。
はじめのうちは, 滴下した I2 がすべてC6HBO と反応して
になり 未反応のCsHBO が残るため, ヨウ素デンプン反応によ
る呈色は起こらない。 やがて, CsHBO がすべて反応して消失す
ると, 滴下したI2 が反応せずに残るため, ヨウ素デンプン反応に
より青紫色を呈する。 したがって,この滴定では,水溶液の青紫
色が消えずに残ったところを滴定の終点とする。 また,この滴定
の反応では、次の関係式が成り立つ。
加す
酸化還元
/C6HBO が放出した
電子eの物質量
酸化剤
とき,
I2 が受け取った
=
eの の物質量
つた)
酸化剤
x (mol) とすると,式(1), 式(2)より,
したがって, レモン果汁 10mL に含まれる C6HBO の物質量を
= 還
x (mol) x2=0.010 mol/LX-
25.0
LX2
1000