問題
8. 遺伝子の本体とはたらき
2
34
③
遺伝子の本体
生物基礎生物
肺炎双球菌には,外側に被膜をもつS型菌と,被膜をもたないR型菌とが
ある。この生物を用いて, グリフィスは,以下のような実験を行った。
実験I S型菌をネズミに注射したところ肺炎を起こしたが, R型菌を注射
しても肺炎を起こさなかった。 また, 加熱殺菌したS型菌をR型菌に混ぜ
てからネズミに注射すると,ネズミは肺炎を起こした。
続いて,エイブリーは,以下のような実験を行った。
実験 2 S型菌をすりつぶした抽出液をR型菌の培地に加えると,R型菌の
中にS型菌が出現した。 また, S型菌の抽出液にタンパク質分解酵素を作
用させ,これをR菌型の培地に加えたところ, S型菌が出現した。 しかし、
S型菌の抽出液に (a) ある酵素を作用させ、これをR型菌の培地に加えた場
合, S型菌は出現しなかった。
また,ハーシーとチェイスは、バクテリオファージのT2 ファージを用い
て,以下のような実験を行った。
実験3 T2ファージのもつ (b) DNAとタンパク質に目印をつけて、大腸菌に
感染させたときに,そのどちらが細胞内に入るかを調べた結果,大腸菌に
入る物質はDNAだけであることを明らかにした。
問1 実験において,明確な結論を得るためにグリフィスは本文中に記述
していない対照実験を行っている。 その実験と結果をそれぞれ記せ。
問2 下線部(a)について
適当なまな
問