問2. 下線部(a)に関して, 病気を引き起こす劣性遺伝子が個体群中に存在する場合がある
ため, 近親交配は望ましくない。 図を参考に,文中の空欄(ア)~(キ)に最も適
する数値を答えよ。
A
F
Aが常染色体上の正常な優性遺伝子 R と, その対立遺伝子で病
気の原因になる劣性遺伝子r をもち (遺伝子型 Rr), BR を 2
つもつとする (遺伝子型 RR)。 このAとBから生まれた子Cにr
が伝わる確率は(ア)となり,さらにCの配偶子がrをもつ確
率は(ア) ×(イ) = (ウ)となる。 また, Eが遺伝子型
となり病気を発症する確率は (エ)となる。
G
E
図 個体の親子関係
一方, Cと血縁関係にない個体Fとを交配させて子Gをつくらせた場合を考える。 R
の遺伝子頻度を0.99,rの遺伝子頻度を0.01としたとき, F から提供される配偶子の遺
伝子がrとなる確率は(オ)であるため, Gの遺伝子型がrr となりGが病気を発症
する確率は (カ)となる。つまり, この場合、 EはGに比べて(キ倍病気を発症
する確率が高くなる。
3. 下線部(b)に関して,個体群の大きさが小さくなると, 偶然による遺伝子頻度の変化
にどのような影響を与えるか答えよ。
教会
間4. 下線部(c)に関して, 中立説を利用すると生物種間の類縁関係を推定できる。 どのよ
うに推定するか述べよ。
間 5. 進化の中には収れん (収束進化) と呼ばれる現象がある。 収れんを具体的な生物例を
あげて説明せよ。
(15. 静岡大改題)
HF
C