リード C
基本例題 7 DNAの構造
解説動画
DNAはリン酸と糖と塩基からなるヌクレオチドが多数結合した鎖状の
分子である。 いま, 2本のヌクレオチド鎖からなる, ある DNA分子を調べると,
総塩基数は 1.0 × 10°個で, 全塩基中Aが22%を占めていた。
(1) DNAの一方の鎖の塩基配列が CATGCAT のとき, 対になる鎖の塩基配列を示
せ。
32 AND 25
(2) 下線部の DNA では, T, G, C それぞれの塩基が占める割合(%) はいくらか。
(3) DNA は 10 塩基対ごとに1周する二重らせん構造をとっている。 1周のらせん
の長さが 3.4nmのとき, 下線部の DNA 全体の長さは何mmか。
(1)
HORT
指針(2) AとTの数は等しく, GとCの数も等しいので, A=T=22%。 G を x % とす
ると, G=C = x で, G+C=100%- (22% × 2) = 2x x = 28
。
(3) 総塩基数 1.0 × 10° より, 塩基対数はその半分の5.0 × 10% 10 塩基対分のDNA の
長さが3.4mm より 求める長さは
5.0 x 10° × (3.4 ÷ 10) nm = 1.7 x 10°nm= 1.7 x 102mm ※10°nm
解答 (1) GTACGTA (2) T・・・22%, G・・・ 28%, C・・・28% (3) 1.7×102mm
=
1mm