*問五 入試 次の傍線部の「思ひたまう」は、元の形が「思
ひたまへ」で、音便によって「思ひたまう」と変化し
たものである。この「たまう」はどのような敬語意識
で用いられているか。最も適切なものを選べ。
[京都産業大]
そちのみや
「いとたよりなく、つれづれに思ひたまうらるれば、
御かはりにも見たてまつらむとてなむ、帥宮に参りてさ
ぶらふ」(和泉)
ア話し手が、自身の行為を謙遜して表すことで、聞
き手を高める。
イ話し手が、行為をする人、すなわち主語の人物を
高める。
話し手が、行為の向かう先、すなわち「~に(を)」
などで示される人物を高める。
エ話し手が、聞き手に対して、直接、丁寧に述べて、
高める。
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