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文B 右の図は、3種類のカニ(左から
順にケアシガニ, モクズガニ, イソガザ
ミ)について, 外液の塩類濃度をさまざ
まに変更した場合に, 体液の浸透圧(濃さ)の変化と生存可能範囲を示したものである。なお,
自然海水の塩類濃度は, 海水に含まれる塩類を全て NaCl とみなしたとき約 0.5mol/L であり,
その浸透圧は 22.4 気圧である。ただし, それぞれのカニにおいて, 海水の塩類濃度以外の生活
環境条件は一定とする。
コや
、血
塩類
ウ)
カ)
DR31、25
右図にもとづいて, 次の
二血圧
体液と外液の浸透圧が常に
等しい場合
(ク)
3.
(a)~(f) に当てはまるカニ
が,ケアシガニの場合には
「A」,モンズガニの場合に
は「B」,イソガザミの場合
には「C」,いずれも当ては
まらない場合には 「D」 の記
を増
三起こ
抑制
イソガザミ
アモクズガニ
ーケアシガニ
*印は、生存
できなくなる
限界点を示す。
号で答えよ。なお, 解答が複
数ある場合には,すべて答
えよ。
(a) 体液の浸透圧を調節す
る能力が最も劣っている。
(b)体液の浸透圧を調節す
る能力が最も優れている。
(c) 海水中でも淡水中でも生存できる。
(d) 淡水中での体液の浸透圧が, 自然海水中での体液の浸透圧に等しい。
(e) 自然海水中に置いたときの体液の浸透圧が, 自然海水の浸透圧の半分以下である。
(f) 自然海水よりも塩類濃度の低い海水中で浸透圧を調節することができる。
淡水。
海水
資濃度
おける
0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9
当りの
外液の塩類濃度(mol/L)
外液の塩類濃度とカニの体液の浸透圧の関係
ロ
動物の体液の浸透圧は、 溶液(体液)の凝固する温度が、 溶質のモル濃度に比例して低下
する現象(凝固点降下)から求めることができる。 ちなみに体液が, -1.86°℃で凝固したとき、
その浸透圧は 22.4 気圧になる。次の(A)~(E)の動物を体液の浸透圧が高い順に記号で並べ
よ。なお,(A)~(D)の動物名のあとの数字は、 生息する通常の外部環境において体液が凝固
する温度を示している。ケアシガニの体液の浸透圧については図から読み取ること。
4.
(C) サメ: -1.92°C
キンギョ:-0.55℃
ミミズ:-0.30℃
(D) マグロ:-0,70℃
(E) ケアシガニ
体液の浸透圧(相対値)