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@ 55. 皮膚移植O7分 ある種類(系統Pとする)のマウスを用いて,生後さまざまな時期に陳器Xを
摘出する実験操作を行い,生後40 日に達した時点で異なる種類(系統 Q)のマウスの皮膚を移植した。
移植後 60日まで移植片の定着·脱落の状態を観察したところ,表の結果が得られた。なお, 実験に用
いたマウスはすべて生後100日以上生存したものとする。
グ
実験に移植片が移植後|移植片が移植後25. 移植片が移植後
用いた 25日より前に日以降で 50日より| 50 日以上定着
個体数|脱落した個体数前に脱落した個体数|した個体数
実験操作
A 出生時に臓器Xを摘出する
10
0
1
9
B|生後7日目に臓器Xを摘出する
c|生後28日目に臓器Xを摘出する
出生時にグループAと同様に操
10
3
6
1
10
10
0
0
D
作するが、臓器Xは摘出しない
10
10
0
0
問1 グループD の実験を行う理由として最も適当なものを,次の0~6 のうちから一つ選べ。
0 臓器Xの位置を確認するため。
O 臓器Xの機能を抑制するため。
6 出生前の環境の影響を調べるため。
問2 表の結果をもとにした考察について,次の口ア]~エに入る語句の組合せとして最も適当な
ものを,下の0~6のうちから-つ選べ。
出生時に臓器Xを摘出すると,摘出しない場合と比べて,生後40日目に移植した移植片に対する
拒絶反応は起きア」。生後28 日目に臓器Xを摘出すると、生後40日目に移植した移植片に対す
る拒絶反応は,摘出しない場合と比べてイ。以上のことから,移植片を拒絶できるようになるに
は,出生時に膿器Xが機能していることウ]成長 。
@ 臓器Xの機能を促進するため。
O 親マウスの影響を調べるため。
6 臓器Xの摘出以外の実験操作の影響を調べるため。
ア
ウ
エ
0
やすい
の やすい
の
の にくい
起こりにくい
は必要ではなく
しても必要ではない
してからも必要である
に伴って必要となる
に伴って必要ではなくなる
に伴って必要となる
に伴って必要ではなくなる
起こりにくい
が必要で
は必要ではなく
が必要で
やすい
変わらない
変わらない
にくい
起こりやすい
は必要ではなく
が必要で
問3 生後40日目に,すべてのグループのマウスから少量の血液を採取して調べたところ,グループ
AのマウスはグループDのマウスに比べて1種類の白血球の割合だけが少なかった。少なかった白
血球の種類として最も適当なものを,次の0~のうちから一つ選べ。
O にくい
起こりやすい
0血小板
の 好酸球
@ 好中球
0 樹状細胞
問4 皮膚移植に関する記述として最も適当なものを,次の0~6のうちから一つ選べ。
0 皮膚移植に伴う拒絶反応では,移植された皮膚に対してつくられた抗体が反応する。
の 皮膚移植に伴う拒絶反応は,キラーT細胞が移植された皮膚を直接攻撃することで起こる。
の マクロファージ
O リンパ球
O 皮膚移植に伴う拒絶反応は,自然免疫の一種である。
O 皮膚移植に伴う拒絶反応は,毒ヘビにかまれた患者に行う血清療法と同じ原理で起こる。
O 病原体に感染した場合には免疫記憶が形成されるが、皮膚移植の場合には免疫記憶は形成されな
い。
(18 北里大 改)
編末満習|| 51
年問