【7】 体液性免疫
体液性免疫のしくみに関する次の文を読み、以下の各問いに答えよ。
( 1 樹状細胞) は,食作用によって得た抗原情報を(2 ヘルパーT細胞) に伝える。この(2ヘルパーT細胞) は,一方で同じ抗原を認識した(3B細胞)を活性化させる。活性化された(3B細胞) は分裂して増殖したのち,(4抗体産生細胞) となって抗体を放出する。抗体は抗原と特異的に反応して複合体をつくり、マクロファージなどの食作用によって抗原とともに排除される。一方、(2ヘルパーT細胞)や(3B細胞)の一部は,抗原の情報を記憶した(5免疫記憶細胞)として体内に残り,日再び同じ抗原が侵入すると、急速に強い免疫反応を起こす。
【6】
①ヘルパーT細胞が直接、感染細胞を攻撃して排除する。
→ヘルパーT細胞でなくキラーT細胞
②皮膚を移植した際に生じる拒絶反応には,細胞性免疫が関与する。
→○
③ウイルスなどに感染した細胞だけに働き、がん細胞には作用しない。
→がん細胞にも働く
④ 免疫記憶細胞ができないため,二次応答が起こらない。
→免疫記憶細胞はできる
⑤細胞性免疫には,ヘルパーT細胞は関与していない。
→食作用を活性化するなど関与する
⑥花粉症は、細胞性免疫が過敏に反応して引き起こされる
→花粉症は体液性免疫
【3】
①病原体の侵入部分で血液凝固が起こり、病原体が血ぺいに取り込まれて無毒化される。
→病原体の侵入と血液凝固は無関係
②血小板の働きで生じたフィブリンが、侵入した病原体をからめ取る。
→フィブリンがからめとるのは赤血球白血球
③ 病原体を抗原としてすでに抗体がつくられていると,その抗体が侵入した病原体に結合する。
→○
④ 病原体に対して抗原が生産され、抗原は抗原抗体反応によって抗体に変化して病原体を攻撃する。
→抗原は抗体に変化しない。
⑤ 病原体に対してマクロファージが抗体を生産し、病原体を攻撃する。
→マクロファージは抗原提示を行う。抗体を生産しない。
⑥好中球が食作用によって,病原体を取り込んで排除する。
→○
【4】
① マクロファージは,細菌やウイルスだけでなく,死細胞のかけらなどの小さな粒子も作用によって取り込む。
→○
② 自然免疫には,T細胞やB細胞などのリンパ球が関与している。
→自然免疫でなく獲得免疫のこと
③好中球は、異物に特異的に結合して抗原抗体反応を起こし、無毒化する。
→好中球が行うのは食作用
④ 獲得免疫は,進化の過程で自然免疫の働きが強くなり,より効果的に作用できるようなったものである。
→
⑤ 自然免疫は、病原体などの侵入を防いだり、破壊したりする生体防御の反応で哺乳類だけがもつしくみである。
→哺乳類を含めた脊椎動物が持つ(魚類、鳥類なども脊椎動物に含むため、哺乳類だけと限定してる所がバツ)
⑥ 好中球は,血管内に入った異物のみに対して働く。
→
※④と⑥は知識不足で分かりません!すみません!
ただ⑥はのみと限定しているため④がもう1つの正解になる可能性が高いと思います!
他の部分も間違っていたらすみません!