例題 174 長方形の個数
縦の長さが4,横の長さが6の長方形を右の図の
ように縦を4等分, 横を6等分する.
この図形に含まれる線分を辺とする次の図形の個
数を求めよ.
(1) 長方形
2) 正方形
****
長方形であって正方形でないもの
考え方 (1) 右の図のように長方形は縦方向に2本と横方向に2本の
線分が定まれば, 求めることができる.
正方形も長方形の1つであることに注意する.
(2)縦の長さが4なので,最大となる正方形は1辺の長さが
4である.
たとえば,1辺の長さが2の正方形は,長さが2の線分
が,右の図のように,縦から3通り, 横から5通りとれ
るので,積の法則から,全部で3×5=15 (通り) ある.
こうして求めた正方形の個数の合計を,和の法則を使っ
て求めればよい.
(3) 正方形は長方形の特殊な形なので, 長方形であって正方
形でないものは,次のように求めればよい.
(長方形の個数) - (正方形の個数)
解答 (1) 縦と横からそれぞれ2本ずつ線分を決めればよい.
よって, 長方形の総数は,
ASS
5C2X7C2=10×21=210 (個)
(2) 正方形の各辺のとり方は、1辺の長さが,
1のとき,縦4通り,横6通りより,
QA (8)
縦は4等分されてい
あるから線分は5本
8-0
2
24 18
同様に横は7本、
積の法則
00
2のとき
横5通りより,
3通り,
15個
4×6=24
3のとき
縦2通り, 横4通りより.
8個
3×5=15
4のとき 縦1通り 横3通りより.
3個
2×4=8
である.
1×3=3
よって, 求める個数は, 24+15+8+3=50 (個)
(3)(1),(2)より、長方形の個数は210個, 正方形の個数は
50個である.
よって, 求める個数は, 210-50=160 (個)
和の法則
例
考え