C 18世紀のヨーロッパでは,文化的先進地域の言語であるフランス語が上流階
級の共通語の地位を獲得していた。その後、各地で国民国家が形成されてゆくな
かで,それぞれの「国語」が形成されていった。整備された教育制度のもとで 「国
語」の普及が推進され,方言や少数民族の言語は排除されていった。一方,植
民地においては宗主国の言語が支配者階級の言語として用いられ,植民地内に居
住する異なる言語を用いる人々の公用語としての機能を果たしていたため, 独
立後もかつての宗主国の言語が公用語として用いられている例も少なくない。
問6 下線部①に関する出来事について述べた次の文あ~うが、年代の古いものか
ら順に正しく配列されているものを,下の①~⑥のうちから一つ選べ。 6
あフランス語で書かれた条約によって, ブルボン家のスペイン王位継承が認
められた。
い フランス語で 「憂いなし」という意味の名を持つ, サンスーシ宮殿が造営
された。
うリシュリューは, アカデミー=フランセーズを設立してフランス語の純化
につとめた。
① あ→い→う
④ い→う→あ
② あ→う→い
⑤→
③い→あ→う
⑥ う→い→あ