第5章■ 仕事と力学的エネルギー 45
第5章 仕事と力学的エネルギー
ここがポイント
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力の向きと物体の動く向きが異なる場合の仕事を求めるには, 「W=Fxcos!」 を用いる。
解答 加えた力,重力, 垂直抗力(大きさ)の
した仕事をそれぞれ W1, W2, W3 [J] と
すると, W=Fxcose」 より
(1) W=4.0×2.0× cos30°
4.0 N
N
30°
4.0 cos 30° N
0-8-
②2
√3
=4.0×2.0×
2
10 N
4.0
130°0
=4.0×2.0×
1.73
2
-=6.92
から求
れる。
v3
6.9J
95
0905cos 90°-0
(2)W2=10×2.0×cos 90°=0J
(3)W=N×2.0×cos90°=0J 1
ここがポイント
L'Orxa
L'OIXQ.=
=(0,-)
力と移動方向が垂直な場合,
仕事は0である。
解答 (1) 物体を引き上げる力は重力の斜面にそっ
た成分とつりあっている(図a)。 よっ
て
斜面を使うと物体を引き上げる力は小さくなるが, 引き上げる距離が長くなる。 そのため, 同じ高さ
まで鉛直上方に引き上げる場合と、仕事は等しくなる。=20×2=0x8.06 AL
F〔N〕
②
40
130°
F=20×9.8×sin 30°=98N
③
1 「ゆっくり」 引き上げる
とは、力のつりあいを保ちな
がら引き上げることである。
(2) 斜面にそって引く力は 98N なので, 仕事
の式 「W=Fx」 より
図a
W=98×10=9.8×102J
(3) 斜面にそって10m 引き上げたときの高
20×9.8N となる。 「 W=Fx」 より
3
W'=(20×9.8)×5.0=9.8×10²J
さん [m] は,図bより
10m、
2
th=10×sin30°=5.0m
30°
としてもよい。
物体を鉛直上向きに引き上げるために必 18.e
117
30°
要な力は重力とつりあっているので
図 b
3 斜面を用いると, 引く力
を小さくすることはできるが,
仕事を減らすことはできない
(仕事の原理)。
手30°20×9.8 N
2 直角三角形の辺の長さ
の比よりん:10=1:2
h=10×12=5.0m
さ