リード C
339. 薄膜による光の干渉図のように、水面に浮か
んでいる厚さdの油膜に, 波長入の単色光を入射角で入
空気
射させた。 観測者の目には, 油膜の上面で反射する光Iと,
下面で反射する光ⅡIが届くとし, 空気の屈折率を1, 水の
屈折率を1.3, 油の屈折率を n (n>1.3) とする。
d油膜
D
(1)図で, AA', BB', CC'は波面を表している。 光Iが
水
VE
A'→B'C' と進む間, 光ⅡIはA→B→Cと進むので、
光Iと光ⅡI の位相差をもたらす経路差しは CD+DCである。光ⅡIのBでの屈
折角をrとするとき, lをd, rを用いて表せ。
物
(2) 油膜の中での光の波長 入'をn, 入を用いて表せ。
(3) C' における光I の反射と, Dにおける光ⅡIの反射では、光の位相はどうなるか。
(4) 光Iと光ⅡIが干渉によって強めあう条件式を, d, r, n, 入を用いて表せ。
(5) 入射角が大きくなると, 光 I, ⅡI の経路差はどうなるか。
例題 68
第20章 光の干渉と回折 179
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光ⅡI
光Ⅰ
A
B
B'