図のような電気回路を作成した。 R1
は12Ω, R2は24Ω, R3 は 15Ωの抵
抗値をもつ抵抗で,抵抗 R4 の抵抗値
は未知である。ABは一様な太さを
もつ長さ 60cm の抵抗線で,1.0cm 当
たり 1.0Ωの電気抵抗をもつ。点Mは
AB間において自由に動かすことがで
きるものとする。 Cは電気容量 1.5 μF
のコンデンサーである(ただし,
1μF=10-6F)。電圧36Vの直流電源
と2つの電流計の内部抵抗は,いずれ
も無視できるものとし、各回路素子の
RA
R3
2 0 15 0
15Ω
S2
R1
D
R2
E
24 Q
12Q
C 1.5 μ F
AA 電流計2
A
↓MB
60 36V
電流計1
(A
S1
接続に使用した導線の電気抵抗も無視できるものとする。最初,2つのスイッチ S1, S2
は開いており,コンデンサーCに電荷は蓄えられていないものとする。
まず,M を ABの中点におく。スイッチ S1 だけを閉じ、その後十分に時間が経過した
として、次の問いに答えよ。 解答は,単位も含めて記すこと。
A
(1)電流計1を流れる電流はいくらか。
(2)電流計2を流れる電流はいくらか。
(3) コンデンサーCをはさんだDM 間の電位差はいくらか。
(4) コンデンサーCに蓄えられた電気量 Q および静電エネルギーWは,それぞれいくら
か。
次に,AB間のある位置に M をおき, スイッチ S1, S2の両方を閉じた。十分に時間が
経過した後に電流計1を見ると、 電流値は2.1Aであった。このとき、次の問いに答えよ。
解答は,単位も含めて記すこと。
(5) DE間の合成抵抗はいくらか。
(6) 抵抗 R』の抵抗値はいくらか。
(7)このとき、コンデンサーCに電荷がまったく蓄えられなかった。このことから,
AM間の長さを求めよ。