10
P(A∩B)
例
当たりくじ4本を含む10本のくじを,A,Bの2人がこの順に1
22
本ずつ引く。 ただし,引いたくじはもとにもどさない。
この試行において, A,Bの2人とも当たる確率を求める。
Aが当たるという事象をA,
Bが当たるという事象をB
BAON
とすると, 求める確率P(A∩B) は, 乗法定理により
P(A∩B)=P(A)PA (B)
HUL
Aが当たったときに,残りのくじは9本で当たりくじ3本を含む
15
から,条件付き確率 PA (B) は
PA(B) = 3
よって
P(A∩B)=P(A)PA (B)=140×10
3
2
=
15
001
〈補足〉 この試行の全事象をUとすると, n(U)=10×9, n(A∩B)=4×3 であ
る。このことからも,P(A∩B)=
n(ANB)
4,3
がい
4×3
9
える。
n(U)
10×9
20 練習
例22 において,次の確率を求めよ。
52
(1) Aが当たり, Bがはずれる確率
(2) Aがはずれ, Bが当たる確率
(3) 2人ともはずれる確率
練5
=
10