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」「たり」で言い切る・・・形容動詞
図は、「a・u・e・o」の五つの段と「ア・カ・サ・タ
動詞② 活用表の完成
解答
8
基本形 幹
ア待つ ま
基本形 語幹未然形 連用形終止形 連体形 已然形 命令形 行
着る [き] ききるきるきれきよ カ
ににるにるにれによナ
似るにに
る [ひ]
れ
くくるくれ きよ カ
見る[み] み
ひひひひれひよ ハ
み みるみるみれみよマ
いるいるいいよヤ
るるるるるるれるよ ワ
射る [い] い
居る[ゐ]ゐ
ふふふれひよ ハ
恥づはちちづづるづれちょダ
ウ愛くうけ けくくるくれけよ カ
えゆゆるゆれえよ ヤ
基本形 調幹未然形 連用形 終止形 連体形 形 命令形 行
カ
くくるくれ
てつ つるつれてよ夕
来[く] こ
す[] せ
死ぬし
すするすれ せよ サ
ぬぬるぬれね
連用形、終止形 連体形 已然形令形行
取る[け] け」
けるけるけれけよカ
ありあ
ら
れ
[解説]
イ・ウは現代語ではともに一段活用になっているが、古語では、二段活用であった。 こ
の活用は現代語ではすでになくなっているので、現代語との違いをしっかりと覚える必
要がある。「食ふ」 「恋ふ」はハ行、「消ゆ」 はヤ行で活用するので注意すること。
②古語だけで言えば、下一段活用の動詞は「蹴る」のみであるので、識別は簡単なので
あるが、未然形に「ず」連用形に 「て」といった下に続く語をつけて考えようとする
と、四段活用のように「蹴らず・蹴り・蹴る…」と活用する、と考え違いをしやす
い。これは、現代語では「蹴る」の活用の種類が五段活用に変化してしまっているから
形に「よ」を伴う。
E然に「れ」
足る た
イ 起くお
CU
連用形 軽止形 連体形 已然形 命令形 行
形
た ち つ つ て
はひふふ
りる
恋ふ こひ
消ゆき え
一捨つ すて
+
る
>
れ
て
>
ハタ
3
タヤカタ
4
AXT
ひ
な
き
71
=
り
Z7
| |
こ
る れ
68868
り
こよ
ラ
で、やはり古語としてしっかり覚えておきたい。 下一段活用のエ
段の部分が段に変わると上一段活用になるので、下一段活用を
しっかり覚えて、それを上一段活用に応用するとよい。
③この上一段活用は、現代語でもほとんどそのままのかたちで活用
するので、活用の段については現代語の動詞の活用の復習と考え
てよい。 中学校で学習したことばのきまりの再確認とともに古語
の動詞の活用の学習につなげたい。 活用表で注意するところは、
語幹と語尾の区別がないところである。 未然形、連用形、終止形
の三つの活用形が入れば、語幹と語尾の区別も、活用の種類の識
別もできるので、この三つの活用形を入れられるようになること。
「射る」はカナだけを見るとア行かヤ行か区別できない。 辞書で
もア行の「い」の項に載っているが、 ア行の動詞は「得」のみと
覚えておく。 「居る」はワ行。古語に慣れないうちは、ア行・ヤ行・
ハ行・ワ行の混乱に注意。
④すべて、変格活用の活用表である。変格活用は所属する語が少な
いので、活用表とともに、所属する語も同時に覚えておきたい。
「来」はカ行変格活用(カ変)。 カ変は現代語にもあるが、命令形
が異なる。古語の命令形は「こ」と「こよ」の二つがある。 平安
時代はどちらかというと「こ」が優勢である。
「す」はサ行変格活用(サ変)である。 現代語にもサ変という活用
の種類はあるが、活用の仕方はだいぶ異なる。 古語のほうが単純
活用であるし、現代語のもとになった活用であるので、ここで
しっかり覚え直したい。
「死ぬ」はナ行変格活用(ナ変)である。 現代語では五段活用にな
っており、下に続く語によって活用形を作ろうとすると、連体形
が「死ぬとき」となり、以下古語の活用と異なってしまうので注意。
「あり」はラ行変格活用(ラ変)である。これもナ変と同様、下に
続く主な語によって現代語で活用形を作ると五段活用になる。 古
語では終止形が「あり」でi段音になる特殊な動詞。