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15 地学基礎 R4後期2-2/4
(1) 地震を観測した観測点から震源までの距離 D [km] は大森公式と呼ばれる次の公式から
D=kt (k: 比例定数 [km/s)、 t: 初期微動継続時間 [s])
求めることができる。
なお、初期微動継続時間とは、 観測点にP波が到着してからS波が到着するまでの時間
を表している。 このとき、 ある地震について次の問いに答えよ。
ただし、地中での地震波 P波、S波) の速度は一定であるものとする。
① 地震が起きたとき、 観測地点AではP波が午前8時3分15秒に到着し、 S波が午前8
時3分 17.5秒に到着した。 比例定数k =8として、Aから震源までの距離を求めよ。
②別の観測地点 B でも ① と同じように計算したところ、
震源までの距離は15km であることがわかった。
AとBの直線距離は25kmである。 さらに別の観測デー
タから震源が AB を結ぶ直線上の地下にあることがわか
った。このときAから震央 (0: 震源の真上の地表の点)
までの距離を求めよ。
③ 震源の深さ (OX) を求めよ。
※ ただし、 AXB ~ △AOX
三角形の辺の長さの比
1①
km 2
104 (105)
km 3
25km
km
O
震央
15km
なので、
AX: XB: AB=AO: OX AX = 4:35 である。
震源
B