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国会は、法案を慎重に審議し、予算の議決などの権限をもっている。 また国会には,常会臨時会,
特別会、参議院の緊急集会の四種類がある。 国会の議事は通常、出席議員の過半数で議決される。両際
】で成案を得るために協議する。 1999年に国
の決定が一致しない場合には, 【④
会審議活性化法が制定され, 首相と野党の党首とが国政の課題について直接に討論を行う党首討論の制
度も導入された。
法律にもとづいて政策を実施することを行政という。国政においては内閣を中心に行われており、内
閣総理大臣と国務大臣で構成される閣議によって審議される。 内閣は国会に対して
して責任を負うとされており, 内閣総理大臣は国会議員のなかから国会が指名する。 法律をつくるのは
議会であるが, それを具体化するために行政機関に命令や規則の制定が委ねる 【⑥
1
も増えている。このように行政機構の役割が肥大した行政国家では, 専門能力を基準に選抜された行政
官(官僚)が必要になった。一方で,諸省庁の権限と業界団体の利益が深く絡み合い,官僚の業界団体
や独立行政法人などへの 【⑦
】も常態となった。さらに,政治家が族議員として関与
することで政治家・官僚・業界団体の癒着が生まれ,腐敗や不透明な関係が生じた。これに対して行政
改革の必要性が叫ばれ, 行政手続法や情報公開法, 国家公務員倫理法などが制定された。
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問1
国会 内閣の権限に該当するものを下の語群からすべて選び, 答えなさい。 【】
・国会の権限 【
・内閣の権限 【
語群{ 最高裁判所裁判官の指名 憲法改正の発議 政令の制定
問2 国会議員の特権について,学習書 p 113 を参考に, 3つあげなさい。 【Ⅱ】
【
1 I 24 TUR
] [
国政調査権 }
1
問題4 政治参加と選挙について文中の空欄部に適する語句を記入し、以下の問いに答えなさい。 【I】
《 教科書p 74~81, 学習書 p 100 ~ 111 》
国民は選挙を通じた民意の表明によって政治に影響を与えることができる。 近代以降の選挙では,普
通選挙 平等選挙・ 秘密選挙直接選挙の四つを原則としている。 選挙制度は大別して, 一選挙区から
一人の議員を選出する小選挙区制と複数の議員を選出する大選挙区制,各政党の得票に応じて議席を配
分する比例代表制などがある。 1994年, 衆議院に小選挙区とブロック単位の比例代表制とを組み合わ
せた 【①
】制が導入された。 衆議院議員選挙では小選挙区と比例代
表の両方に立候補する重複立候補が認められている。 参議院議員選挙では、全国を単位とする非拘束名
簿式比例代表制と,原則として都道府県を単位とする選挙区選出制が採用されている。 なお、国や地方
公共団体の選挙は 【②
】法にもとづいて行われ、選挙に関する事務を担当するの
】である。
は 【③
】となって政
政党は,政治的な主義主張の近い人々が政権を獲得し自分たちの政策の実現をめざすための政治活
動を行う集団である。 議会制民主主義では,多数の議席を得た政党が 【④ 182
】が
権を担い, それ以外は野党として 【④】 の政権運営を監視する。 民主政治では, 【⑤
政治のゆくえを左右するが, 【⑤】 の形成に重要な役割を果たしているのが、新聞、テレビなどのマス
メディアである。マスメディアは立法・行政・司法を監視するばかりでなく、それ自体が「第四の権力」