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が、
当な
168
15 酸化還元反応の量的関係次の化学反応式 (1) に示すように, シュウ酸イオン C2O42-
を配位子として3個もつ鉄(Ⅲ)の錯イオン [Fe(C2O4)3] 3の水溶液では, 光をあててい
ある間, 反応が進行し, 配位子を2個もつ鉄(II)の錯イオン [Fe (C204) 2] 2- が生成する。
2 [Fe (C204) 3]3-
BL-W
光
2 [Fe(C2O4)2]2-+C2O-+2CO2
(1)
加え
途中で
うに
と
+2
この反応で光を一定時間あてたとき, 何%の [Fe (C2O4)3]が[Fe(C204) 212-に変化
するかを調べたいと考えた。 そこで, 式 (1) にしたがって CO2 に変化したC2O42-の量
から,変化した [Fe (C204) 3] 3-の量を求める実験 I ~ⅢII を行った。 この実験に関する次
の問いac に答えよ。 ただし, 反応溶液のpHは実験 Ⅰ~Ⅲにおいて適切に調整され
ているものとする。
定時間あてた。
実験 Ⅰ _00109molの 「Fe (C204) 3] 3-を含む水溶液を透明なガラス容器に入れ, 光を一
Zymin
実験Ⅱ 実験Iで光をあてた溶液に、鉄の鎧イオン (Fe (C204) 13とFe (C204)か
らC2O4を遊離させる試薬を加え、錯イオン中のC2O4を完全に遊離させた。 さ
らに, Ca2+ を含む水溶液を加えて, 溶液中に含まれるすべてのC2をシュウ酸カ
ルシウム CaC204 の水和物として完全に沈殿させた。 この後, ろ過によりろ液と沈殿
に分離し,さらに, 沈殿を乾燥して 4.38g の CaC204 H2O (式量146) を得た。
実験Ⅱ 実験Ⅱで得られたろ液を調べると, Fe2+ が含まれていることがわかった。
a
(1)式に関して,説明として正しいものを,次の① ~ ④ のうちから1つ選べ。
第Ⅱ章
物質の変化
GO
[F (204) 3]と[Fe (C204) 2] 2- を比較すると,鉄原子 Fe の酸化数は増加して
いる。
② [Fe(C204)3]と[Fe (C204 22 を比較すると, 炭素原子Cの酸化数は増加して
いる。
③ [Fe (C204) 3]とC2O2 を比較すると, 炭素原子の酸化数は増加している。
[Fe (C2O4)3] 3 と CO2 を比較すると, 炭素原子の酸化数は増加している。
14-0
b
あるC2Oの物質量は何molか。 次の ① ~ ④ のうちから1つ選べ。
1.0molの [Fe (C204) 33が式 (1) にしたがって完全に反応するとき, CO2 に変化す
① 0.5mol
② 1.0mol
③ 1.5mol
④ 2.0mol
実験Ⅰにおいて, 光をあてることにより, 溶液中の [Fe (C204) 3]3の何%が
[Fe (C204) 2] 2-に変化したか。 最も適当な数値を,次の① ~ ④ のうちから1つ選べ。
① 12%
② 16%
③ 25%
④ 50%
(21 共通テスト)