200 〈油脂の構造>
文中の(A)~(C)に最も適合するものをそれぞれ(ア) ~ (オ)から選べ。 H=1.0,C=12,
0=16,K=39, I=127
油脂に水酸化カリウム水溶液を加えて熱すると,油脂はけん化されて, 脂肪酸のカリ
ウム塩とグリセリン (1,2,3-プロパントリオール) が生じる。
けん化価とは, 油脂1gを完全にけん化するのに必要な水酸化カリウムの質量 (mg
油脂に含まれる不飽和脂肪酸のC=C結合にヨウ素を完全に付加させたとき,油脂100g
に付加するヨウ素の質量(g単位)の数値をいう。
単位, 式量 KOH=56) の数値をいい, 油脂の分子量の目安となる。 また, ヨウ素価とは,
平均分子量(A)の油脂 W のけん化価は191, ヨウ素価は174である。このとき,油
脂1分子中に含まれる C=C結合の数は平均 (B) 個である。 油脂 Wが一種類の不飽
和脂肪酸だけで構成されている場合,この不飽和脂肪酸の分子式は(C) である。
(オ) 960
A:(ア) 794 (イ) 800 (ウ) 878 (エ) 902
B: (7) 2 (イ) 3 (ウ) 6 (エ) 9 (オ) 12
C : (ア) C16H28O2 (イ) C16H30O2 (ウ) C18H30O2 (エ) C18H32O2 (オ) C18H 34 O2
[17 鹿児島大〕
[ 18 早稲田大〕