例題 26 濃度変化と速度定数
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「解説動画
物質Aの水溶液に触媒を加えると,次の分解反応が起こる。
時間 [min]
A → B + C
0
2.0
4.0
濃度 [A] [mol/L] 0.542 0.456 0.384
表は2分おきに測定したAの濃度の時間変化である。 この反
応における, (1) 0 ~ 2.0分, (2) 2.0~4.0分の各2.0分間の次の数値を、小数第3位まで求めよ。ただ
し,Aの分解速度vは,v=k[A] で表される (kは速度定数) とする。
2H
① 物質Aの平均の濃度 [mol/L]
③ 速度定数k [/min]
②物質Aの平均の分解速度 [mol/(L・min)]
V
指針v=k[A]より,k= [A] である。
すなわち速度定数kを求めるときには, 「Aの濃度」
と,「そのときのAの分解速度」 を知る必要がある。
実際に実験データを用いるときは, 「Aの平均の濃度」
と「そのときのAの平均の分解速度」 を使用する。
(0.542+0.456) mol/L
Lea2
解答 (1) ①
(0.542-0.456) mol/L
-=0.499 mol/L
③v=k[A]より,
活性 0.043 mol/(L・min)=k×0.499 mol/L
k≒0.086/min
(2) 1
(0.456+0.384) mol/L = 0.420mol/L
2
(0.456-0.384) mol/L
(4.0-2.0) min
③v= [A]より,
k'≒0.086/min
SO+
100
ネル
=0.036mol/ (L・min)
(2.0-0) min -=0.043mol/(L・min)反応 正路図 0.036mol/(L・min)=k'×0.420mol/L
2 SO