8. 酸化銅の粉末 2.0g と十分に乾燥した炭素の粉末をはかりとり、
これらをよく混ぜて試験管に入れ、ガラス管つきのゴムせんにと
りつけて、 図1のように加熱したら、 試験管内に赤かっ色の物体
ができた。加熱をやめたあと、試験管内にある固体の物質の質量
をはかった。この実験を酸化銅の質量は変えずに炭素の質量のみ
を変えてくり返し行い、 用いた炭素の質量と反応後の試験管内に
ある固体の物質の質量を調べた。 図2は、 その結果を表したグラ
フである。 高橋さんと酒井先生の会話を参考にして、次の問いに
答えなさい。
高橋さん: 「用いた炭素の質量」 が多くなればなるほど、反応
する酸化銅が多くなって、 気体がたくさん発生する
から、「反応後の試験管内にある固体の物質の質量」
は減っていきますね。
酒井先生:その通り。ただし、酸化銅がすべて反応するために
必要な炭素の量以上に炭素を増やしても、その炭素
は反応しないで試験管の中に残ってしまうから、 「反
応後の試験管内にある固体の物質の質量」は増加し
ていってしまうよ。
図1
・酸化銅と
炭素の粉末
図2
2.4
応
後 2.0
体の
の試 1.6
物
質管 1.2
の内
質に0.8
量 20. 0.06 0.12 0.18 0.24 0.30
(g) 使用いた炭素の質量[g]
(1) 実験で、酸化銅 2.0g を完全に反応させるためには、少なくとも何gの炭素が必要か。
(2)実験で、酸化銅 2.0g を完全に反応させたときに、 発生する気体の質量は何gか。