直接波が
2 走時曲線震央距離を横軸に, 走時 (地震波の到〔秒]
達時間) を縦軸にとったグラフ。
先に到着
屈折波が
先に到着
60-
(1)震央距離が短い地震 震央距離が数百km 程度走
の地震の走時曲線の折れ曲がりから,モホロビチッ
チ不連続面の深さがわかる。
屈折波
40-
速度 大
時
20-
直接波
(2) 震央距離が非常に長い地震 S波が震央距離 103°
より遠くに伝わらないことから, 外核が液体であ
ること, マントルと外核の境界面の深さが約
速度 小
0
100
200
300
400
震央距離
[km]
速度 小
直接波
2900kmであることなどがわかる。
震源
(速度小)
|地殻
モホ面
速度 大
屈折波
震央距離が短い地震
マントル
(速度大
[分] 25]
201 S波
走時
P波
-S波
S波の影
---内核の表面で反射
したP波
103%
P波
15
P波
の影
10
P波は外核とマントルの境界
で屈折するため,地表に
P波の影の部分(シ
P波の
S
ャドーゾーン】
波
ができる。
の
143° 影
5
P波
震源
-180
103° 143°(角度)
←マントル核→
内核 外核
マントル
地殻
45°
90°
135° 180° 地殻
<固体〉〈液体>
0
0.5 1
1.5 2
<固体>
FeNi (Fe,N) (かんらん岩質)
震央距離
〔万km〕
6400 5100
2900
0[km〕
震央距離が非常に長い地震
40
第1部 固体地球とその活動