S 例題 ④ 溶解平衡
解説
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ある温度における,塩化銀AgCl の溶解度積は1.0×10-10 (mol/L) 2 である。 次の各問いに
答えよ。
(1)この温度におけるAgCl飽和水溶液の [Ag+] は何mol/Lか。
HO
HOOK
(2)この温度において,この飽和水溶液に同体積の1.0mol/L NaCl水溶液を加えた直後の
[Ag+] [Cl-] の計算値を求めよ。 また、このときAgClの沈殿を生じるかどうか答えよ。
mol/L
解説 (1) AgCl Ag+ + CI より [Ag+] = [CI] なので,それぞれをx[mol/L]とおくと
[Ag+] [Cl-]=Ksp よりx=1.0×10-10 となる。よって, x=1.0×10-mol/L
(2) 塩である NaCl は水溶液中では完全に電離して NaCl→ Na+ + CF となっているので
1.0mol/L NaC1溶液中の [C] は1.0mol/Lである。 JVom 0.0
Im 002
今, AgCl飽和水溶液と同体積のNaCl水溶液を加えるので、体積が2倍になり、 元の [Ag
10
及び[CF] はそれぞれ1/23になる。 AgCl飽和水溶液1Lに1.0mol/L NaCl水溶液1Lを加えた
すると,
10 - 0.10と見なせるので
[Ag+]= 1.0×10-5
2 X,
h=6.01.0×10-5+1.0
[Cl-]= -
中
る。2
≒ 120 となるので
[Ag+] [Cl-]=
1.0 × 10-50
HOO
☑
2
2
1.0=2.5×10% (mol/L) 2
A++
この値はAgCl の溶解度積1.0×10-10 (mol/L) 2より大きいので, 沈殿を生じることになる。
解答 (1) 10×105mol/L
(2) [Ag+] [Cl-] = 2.5×10 ° (mol/L) 2, 沈殿する
沈殿する
平