第3問 次の文章(A・B) を読み, 下の問い (問1~6) に答えよ。 (配点 17 )
ある火山に成立した森林において、二つの調査区 (I, ⅡI) を設けた。調査区I,
Ⅱの森林は同じ標高に位置しており,どちらも溶岩台地上に形成されていた。 次
図1は,各調査区における樹木の分布の調査結果を模式的に示したものである。
タロウとケンジは, この調査結果について話をした。
調査区 I
000
00
〇樹種X,
樹種 Y
ケンジ: うーん,
図 1
調査区 ⅡI
00000
○ 樹種X,
タロウ:ギャップって何だっけ。
タロウ:調査区I では, 樹種 X が林冠をおおっているのに、林床には樹種 X の
幼木はみられないね。 どうしてかな。
第3回
樹種 Y
ケンジ:林床にはあまり光が届かないからね。
タロウ:でも,樹種 Y の幼木は存在しているよ。
ケンジ:それは,樹種Yの幼木は樹種 X の幼木に比べて,
ア |からだよ。
タロウ:なるほど。でも調査区ⅡI では,樹種 Y が林冠の大部分をおおっている
けど,一部に樹種Xがみられるよ。 どうしてかな。
(a)ギャップが関係しているのかもね。
ケンジ:林冠を構成している高木が台風で倒れたり,枯死したりして, 林冠が途
切れることがあるんだ。 その林冠が途切れた空間がギャップだよ。
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