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1|データの分布とグラフ
小学校や中学校では、データの分布の様子を表やグラフで表すことを学
習した。具体的な例で振り返ってみよう。
春が近づくと、寒い日と暖かい日が繰り返
して気温がばらつく印象がある。 実際の気温
について, 分布の様子を調べよう。
右の表は, ある年の3月の東京における日
ごとの平均気温x (℃) のデータである。
平均気温のように, データの特性を表す数
量を変量という。
データを整理するために、 右の表から度数
分布表をつくると次のようになる。
度数
平均気温(℃)
以上 ~未満
3.0 ~ 5.0
5.0 ~ 7.0
7.0~ 9.0
9.0~11.0
11.0~13.0
13.0 ~ 15.0
15.0~17.0
17.0~19.0
計
1
2
4
5
6
8
3
2
31
次に,上の度数分布表からヒストグ
ラムをつくると右の図のようになる。
ヒストグラムはデータの分布の様子
を視覚的に表現することができる。
(日) A
8
6F
21
8
8
1 12.4 16
2
17
3
8
45678
9.4
9.7
13.9 19
18
15.6 20
8.3 21
5.2 22
5.9
23
9 11.6
10
7.3
11
9.2
12
9.9
27
13
11.6 28
14
14.3
29
15 15.9 30
x
24
25
26
13.2
7.4
11.3
13.0
8.4
3.8
10
9.5
11.9
11.3
13.0
14.1
15.7
17.2
18.1
13.8
31 13.4
(気象庁 Web サイトより作成)
3 57 9 11 13 15 17 19 (°C)