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R
■次の語句の意味を調べよ。
1ぶしつけ
内容の整理
小説1
窓
■次の文の空欄に、本文を読みながら適当な言葉を入れよ。
●第一段 (初め~三五2)
いしいしんじ
[教科書 P35~P
郊外へ向かう急行列車のシートで、走りゆく 窓外の
をぼっと眺めていると、隣に短編小説が座る。短編小説に
[ ページを尋ねてみるが、本の判型や字組み次第でい
くらでも変わると答えが返ってくる。
●第二段 (三五・3~三六8)
ブナ林を進む列車で短編小説に、自らの内容の 合体」につ
いて尋ねてみる。読者はその瞬間の自分を口のを通し
て読んでいるため、短編小説の内容は読者次第でいくらでも変わ
る、と答えが返ってくる。 僕は少し黙り、列車は渓谷の鉄橋を進む。
第三段 (三六9~三七・14)
小説好きな検札が切符の確認にやってくる。その後、短編の目
配せに従うと、原の街を走っていたはずの列車の車窓から
海岸の風景が見える ふるさとの
の様子、海上の船
の様子が見え、十六歳の僕は都会に出ることを選択し、父、母、
祖母に路線バスの後部座席からさよならと手を振る。
●第四段(三七・15~終わり)
気が付くと僕は
おくの風景に手を振っていた。隣の座
席を振り向くと短編小説は席におらず、もう一度窓の外に汀の少
と代を見つけようと
1
ウ小学生の読者にとって難しい言葉が多く、話の内容が全く理解
できずに終わってしまった。
エ夕食前に本を読んでいたら、食事の場面がとても臨場感を持っ
て自分に迫ってきた。
地方から都会の大学に進学した人が、田舎が舞台の小
説を読み、故郷の良さがしみじみ感じられた。
2 「その瞬間の自分を、別の目を通して読んでらっしゃる」 三六2) と
あるが、短編小説は、小説を「別の目」以外にどのように表現して
いるか。本文中から六字で抜き出せ。学習の手引きの
3 「ちゃんとした鉄道員」(三六14) とあるが、どのような点で「ちゃん
と」しているのか。 その説明として適当なものを、次の中から一つ
選べ。
ア列車の走行中ではなく、乗り継ぎの時間に読む真面目な点。
イ小説の中から、車掌として役に立ちそうなことを学ぶ勤勉な点。
ウ短編小説を乗客として扱い、会釈をするという礼儀正しい点。
エ小説を読むときに、鉄道員としての自分を読み取る実直な点。
オ いつでも正確に乗客を目的地へ届ける自信に満ちてい
る点。
4 「大きく息をのんだ」 (三七・2) とあるがなぜか。 三〇字以内で答えよ。
早
EJ
2 一概に
③ 目配せ
目をうごかして、
するとこ
1 次の太字の仮名を漢字に直せ。
1 となりの家
[序列
⑤谷に橋がかかる [
3 ジョレツを生む
仕事がとどこおる
2 次の太字の漢字の読みを示せ。
1 滅相もない
読解口
2 キョウシュクする [恐縮
「
4 鉛筆のシン
⑥ 電車のシャショウ [車学]
8 ケンシン的介護身]
[めっそう] ②軽く会釈をする [しゃく]
1 「私らの内容なんてどんなふうにでも違ってきます、 その、読まれ方
によってね」(三五.9) とあるが、具体例として明らかに適当でない
ものを、次の中から一つ選べ。脚問▼
ア闘病生活を描いた小説を読み、過去の自分の入院が自分の成長
をもたらしたと改めて振り返る。
イ 怠惰な主人公に、今の自分が重なってしまい、主人公の前向きな
変化を期待してしまう。
5 「ぼろぼろの札束を無言のままポケットに押し込まれる」 (三七・12)と
あるが、なぜ「僕」 の父や母、祖母はこのようにしたと考えられるか。
書き出しにつながるように、四〇字以内で答えよ。
故郷を出て都会に行くことを選択した 「僕」に、
「あの汀の少年と犬が駆け出してこないか、窓辺に片肘をついて目を
凝らした」 (三八・4) の場面の説明をした次の空欄に当てはまる言葉を、
本文中から抜き出せ。 学習の手引き
もう一度、窓の外に
見出し、
で過ごした過去の「僕」の姿を見るこ
を通して読み直そうとしている。
7 本文の特徴の説明として明らかに誤っているものを、 次の中から一
つ選べ。
とで、今の自分を
ア短編小説の擬人化により解釈の広がりが生まれる。
イ場所や時間が明確に示されないため普遍的な印象を与える。
ウ短編小説とのやり取りを通して「僕」の成長が描かれている。
エ隠喩が多用されているため、寓意を多様に解釈できる。
オ音の描写によって全体的な象徴的雰囲気に具体性を持
たせている。
100
検印|