図3-1のように, 2枚の極板が真空中に距離だけはなれて置かれた平行
板コンデンサーがあり、コンデンサーには大きさがVの電圧が加えられてい
る。 極板はそれぞれ, 1辺の長さが1の正方形で,lはdに比べて十分に大きい
ものとする。 真空の誘電率を とすると, コンデンサーに蓄えられている電荷
の電気量は 1 であり,極板の間における電場 (電界)の強さは 2
と表される。 また, コンデンサーに蓄えられている静電エネルギーは
である。
3
次に図3-2のように、 速さが”で速度の向きが極板の1辺と平行である
電子を極板間に打ちこんだ。ここで,電子のもつ電荷の電気量を -e (e > 0),
(01)
質量を とする。このとき, 極板間において電子に生じる加速度の大きさは
4 であり,また,極板間から飛び出してきたときの電子の速さは
と表される。ただし,電子は極板とぶつからないものとする。
5
V
図 3-1
V
d
電子
V
(
図 3-2
(C)